ウルグアイのムヒカ前大統領が、
明日の2016年4月5日に来日します。

そのムヒカ氏の祖先は、ウィキペディアによると、
バスク地方出身だそうです。

バスク地方と言えば、「ユダヤ人」(スファラディ系)の国です。

1990年代の国連大使だった波多野敬雄氏は、
海外から「お前はバスク人の顔だ」と言われ、
また、バスク地方に一番多い名前は「ハタノ」だそうで、
波多野氏はユダヤ人の子孫だと言われています。
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関塾タイムス 私の勉学時代より








その波多野敬雄氏の祖父(波多野敬直)は宮内大臣を務め、
ウィキペディアによると、その祖先は丹波波多野氏と言われ、
足利義昭と協力して、最後まで皇室のために信長に抵抗していた一族です。

その一族で有名な波多野秀治の最後は、
明智光秀の母親を人質として差し出すという条件で、
その代わりに信長へ降伏の意を伝えに安土城へ赴き、
そのときに処刑されています。

それを知った波多野氏の部下たちは、明智光秀の母親を殺しました。
光秀を謀反へ走らせた心の揺らぎは、この時に生じていたのかもしれません。

いずれ波多野氏は、その時から皇室に忠誠を誓っていた、と言えると思います。
(同じユダヤ人だからという説もあります)

で、バスク地方に戻ります。

バスク地方とはスペインとフランスの間に位置しながら、
どちらの国にも属さない、という独立心が強く、
今でもヨーロッパでは差別を受けているような国です。

バスクはユダヤ人(スファラディ)の国と言われ、
2004年3月11日の「マドリード列車爆破テロ事件」では、
真っ先にバスク人の犯行と疑われたほどです(ウィキペディアより)。

このように日本人とのつながりの深そうなバスク出身であるからなのか、
ムヒカ前大統領の言葉は、なぜか心の奥底にしみわたります。

昨晩(4月3日)に放送された「Mr.サンデー」では、
そのムヒカ氏による「伝説のスピーチ」が、
日本のテレビで初めてノーカットで放送されました。


(以下は書き起こしの一部です)

例えば、最も裕福な西側諸国と同じようなレベルで、70億、80億の人に消費と浪費が許されるとしたら、
それを支えるだけの資源が今の世界にあるのでしょうか?

いまの、この文明をつくったのは私たちです。

私たちは市場と競争社会から文明という落とし子を生み出し、物質面での驚異的な進歩をもたらしました。

そして市場経済は市場社会をつくりだし、それを世界規模に拡大してしまいました。
いわゆるグローバリズムです。

そのグローバリズムを、私たちはコントロールできていますか?
逆にコントロールされてはいないでしょうか?

こんな残酷な競争で成り立つ社会で、
「みんなで世界を良くしていこう」なんて議論が、本当にできるのでしょうか?

人類は今消費社会をコントロールできていない。
逆に人類のほうがその強力な力に支配されているのです。

我々は、発展するためにこの地球上にやってきたのではありません。
幸せになるためにやってきたのです

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人生は短くあっという間です。
しかしその人生こそが何より価値あるものなのです。

かつての賢人たち。
エピクロスやセネカそしてアイマラ人たちは次のように言っています。

「貧しい人とは少ししかものを持っていない人ではなく、
もっともっとと、いくらあっても満足しない人のことだ」と。


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大切なのは”考え方”です。
“水問題”や”環境の危機”がことの本質ではないということです。

見直すべきは我々が築いてきた文明の在り方であり、我々の生き方です。
だからかつて私の仲間たちは8時間労働のために闘い、ついには6時間労働を勝ち取った人もいます。

しかし、そうなったら今度は仕事を2つ持つようになりました。
なぜか?たくさんの支払いがあるからです。

バイクやマイカーのローンを次から次へと支払っているうちに、
私のようなリウマチ持ちの老人になって人生が終わってしまう

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そして自分に問いかけるのです。
これが私の一生だったのかと。

発展は幸せの邪魔をしてはならない。
発展は「人類の幸せ」「愛」「子育て」「友達を持つこと」

そして「必要最低限のもので満足する」ためにあるべきものなんです。
なぜなら、それらこそが一番大事な宝物なのだから。

環境のために闘うのなら一番大切なのは、
人類の幸せであることを忘れてはなりません。

-スピーチ終わり-

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う~ん、私は聞いているうちに、滝のような涙が流れてきました。
ロバート・キャンベルさんも終始泣き顔でした。

中江有里さんは、
「日本人は幸せなのか?というあの言葉は、何度も繰り返されているので、なんか、え、じゃあ私たちは本当に幸せなのか、どうなのか、と(自分に)問いかけるのがある」と感慨深げでした。

以前の放送(2015年10月11日)の宮根アナは、
ムヒカ氏の話に心を打たれながらも、自分の心と葛藤しているように見え、
それでも最後には「お金が一番で何が悪い!」という顔に戻っていました。

今回はスピーチが終わってからもしみじみしていて、
完全にノックアウト状態でした。
心が入れ替わっていると思いたいです。

今回のムヒカ大統領の来日で、
人生としての幸せとは何か?を、
日本人みんなが考え、そして目を覚ましてほしいですね。

ムヒカ氏は4月8日(金)よる7時から以下のように緊急特番に生出演し、
池上彰さんとの対談もあります。

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そして、この「Mr.サンデー」の最後に宮根アナは、
「私もできたらお会いしたい。どっか連れていってあげたいな、ご案内したいと思って。立ち飲み屋とか銭湯とか。そういう日本を見てどうですか?というのを聞きたいな、って思っていますけれどね」と言ってました。

実現したら面白そうですね。

それにしても、このスピーチは現役の大統領時代の2012年6月の映像です。
それをなぜ4年間も隠し通してきたのか?

経済界からは嫌がられるスピーチですから、
今まで放送しなかったのは理解できます。
しかし、今になってなぜ放送したのか?

国民をだまし続けるのを諦めたのか?
どちらにしても、
世界の変換点ということに、
間違いはなさそうです。

ムヒカ氏の日本での滞在は、
2016年4月5日(火)〜4月12日(火)までの予定です。

●来日中のスケジュールは、以下の通りです。

【ムヒカ前ウルグアイ大統領講演会】
日時:4月7日(木)
時間:16:30〜
場所:東京外語大学府中キャンパス
住所:東京都府中市朝日町3-11-1


【ムヒカ来日緊急特番】
番組名:世界でいちばん貧しい大統領"ムヒカ来日緊急特番〜日本人は本当に幸せですか?
日時:4月8日(金)
時間:19:00〜20:54
テレビ局:フジテレビ系列
宮根誠司キャスターが司会で、池上彰氏と対談。


【緊急開催!ホセ・ムヒカ氏 書店サイン会】
日時:4月11日(月)
時間:19:00~19:45
場所:紀伊國屋サザンシアター エントランス
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5−24−2 タカシマヤタイムズスクエア


【広島、長崎、京都訪問】
日時:4月9日(月)~10日(火)
場所:原爆ドーム、原爆慰霊碑、原爆資料館には先進7カ国外相も、
4月10日、11日の両日に広島市で行われる外相会合の合間に訪れます。
ムヒカ氏とその外相たち(ケリーも)がニアミスとなっても、今までのメディアなら黙殺しますが、
今は世界の流れの変換点です。
外相たちの原爆慰霊碑への献花は世界のニュースとして、大きく報じられます。
同じくムヒカ氏の献花も世界へ報道されることを望みます。



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