安保徹・石原結實著「ガンが逃げ出す生き方」(2007年)にこんな文章があります。

「最初にガンの自然治癒を発表したのは、ドイツのブッシュという医師です。1866年に、『ガン患者が肺炎や皮膚の感染症の丹毒を起こしたところ、なぜかガンが治った』という報告をしています。また、1900年には、ニューヨーク記念病院のコーリーという整形外科医が、『肉腫の患者に丹毒を感染させて意図的に発熱させたところ、38人中20人が完治した』と発表しました。」









さらにこんな文章も。

「イタリアのローマの近くにポンティンという沼があって、沼周辺に住む人たちの間で、第2次世界大戦の頃にマラリアが大流行したんですね。当時の首相だったムッソリーニは、沼を埋めてマラリアを抑え込みましたが、20年後は、ガンになる人が増えて来たというんです。マラリアに罹って高熱を出していた人が多かった時代には、ガンになる人が少なかったという事実が、後になって分かりました。」

要するに感染症で熱が出るとガンは治るのではないか?またはガンにならないのではないか?というものです。

1978年には国立感染症研究所(当時の国立予防衛生研究所)から「人間の子宮ガン細胞を取り出し、32℃から43℃の間で温度変化を与えて正常細胞と比較してみると、39.6℃以上にした場合、ガン細胞は10日ぐらいで全滅したが、正常細胞は損傷を受けなかった」という結果を発表しています。


話しが少し外れるかもしれませんが、文科省所管の生理学研究所(生理研)は2012年4月10日、ウィルスや細菌などに感染した場合に病原体や異物を食べるという、最前線の兵士の役割を担うマクロファージが、体温が38.5度でより増強するということをつきとめました。
この免疫機能の中心的役割を担っているマクロファージは、殺菌のために活性酸素(過酸化水素)を産出しますが、これがTRPM2(トリップ・エムツー)を刺激して、通常であれば48度付近の高温でしか反応しないところ、体温が37度でも活性化し、38.5度の時にマクロファージの働きが、より増強することが分かったとのことです。

とにかく、体温を38度以上にすると、免疫力が向上し、細菌などの異物をより多くやっつけてくれるということのようですが、ただし、これはウィルスや細菌などに感染した場合に限る、とのことです。

しかし「ガンはウィルスが原因だ」と主張する人もいますので、そのままガン患者に当てはまるのかもしれませんね。
※例えば子宮頸がんは、ほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染であることが明らかになっています。


ガンが逃げ出す生き方 人は勝手に125歳まで生きるガンが逃げ出す生き方 人は勝手に125歳まで生きる
(2007/06/29)
安保 徹

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